『神道の源流「縄文」からのメッセージ』出版に寄せて 立花大敬さんから推薦文をいただきました

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『神道の源流「縄文(JOMON)」からのメッセージ』の出版に際し、著者である伊勢神宮禰宜・吉川竜実さんとご縁のある数多くの方からの推薦文をいただくことができました。

今回は、その中から、経済界や教育界、スピリチュアルの世界など、各分野の一流から支持を集める禅の達人、立花大敬さんからのお声を紹介させていただきます。

立花大敬さんから推薦文をいただきました!

以前、トータルヘルスデザインさん主催の伊勢ツアーに参加させて頂いた時、吉川先生に伊勢神宮境内をガイドして頂きました。資料館では、神様の調度や神具などを詳しく解説して頂きました。

 20年に一度の遷宮に合わせて、正殿だけでなく、すべての調度品や神具なども新調されるということをお聞きして驚きました。

 吉川先生は、その当時、そんな調度、神具の材料や工芸技術者などの調査や調達を担当しておられ、全国を駆け巡っておられました。

 時代と共に、材料の調達が難しくなったものもあり、どうしても必要なだけの分量が準備出来ない場合は、神宮内の森林や農園で栽培するということもあるそうです。それに、古式のままの調度品を作らねばならないので、その技術を持っている技術者も次第に少なくなって、もうお一人だけが制作出来るというような品もあるのだそうです。

 吉川先生がこの著書で、土器や漆やヒスイや貝輪などの考察を通して、<日本文化の起源が縄文にあり>と結論を出されたのには、遷宮の際に果たされた役割から得られた膨大な知識が大きく貢献しているように感じました。

 そんな縄文的自然観がもとになって、神道も形成され、またそれが発展して、日本庭園や立華(華道)などの芸術にも育っていったという筋道を、吉川先生は丁寧にやさしく、私たちにも分かるように説いて下さっています。

 私が特に興味を持ったのは、「ツキヨミノミコト」という月の神さまがどういう役割をされる神様なのかという論述の箇所です。
 私は、三貴神の内の一柱と尊ばれていながら、「ツキヨミノミコト」の影が薄くて、その実像がハッキリしないというのが気になっていました。

 吉川先生は、内宮付属の月神の宮は「月読宮」、外宮所属のそれは「月夜見宮」と、表記されている。その表記の違いに着目されました。

 そして、「月読宮」の「ツキヨミノミコト」は、自然循環を司る理法的、パワー的な役割で、「月夜見宮」の方は、「よみがえり(復活新生)」を担当する役割であると看破されました。

 遷宮の際に「洗清(あらいきよめ)」という儀式があって、それは竣工されたばかりの新正殿を聖なる水と塩で浄化する儀式だそうで、その際に、用意した水(内宮は五十鈴川から汲み上げ、外宮は上御井神社で汲まれた水)に望月の光が注がれて、それで「(復活新生の聖水)」と化した水を新正殿に注ぐのだそうです。

 このように、「ツキヨミノミコト」は、自然循環を支配する理法的、エネルギー的な役割と新生復活を後押しする愛の役割の2面を備えた神様であるということを、私は吉川先生の御著書で初めて知ることが出来ました。日本の神様方の役割分担について、少し理解を進めることが出来ました。有り難うございました。

大敬さん、素敵な推薦文をありがとうございました!

立花大敬さんプロフィール

経済界や教育界、スピリチュアルの世界など、各分野の一流から支持を集める禅の達人。
19歳のときから「道」を求めて坐禅に出合い、42歳で天命を知ることに。私達の住む三次元世界とそれを取り巻く現象以前の世界、即ち「いのちの世界」との関わりを直覚されます。45歳にして初めて定職(高校の教職)に就き、着任1年目から生徒たちが全国模試で全国1位の成績をとるという偉業を成し遂げる。その後20年以上にわたり、天から受け取られたメッセージを「しあわせ通信」として発信。バンクシアブックスをはじめ、数々の著書を執筆されてきました。大敬さんの、言わば「いのちの根源からのメッセージ」は、多くの方に勇気や希望を与え、喜びと輝きに満ちた人生を生き抜くヒントとして喜ばれています。

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