プロフィール
歯科医として顎関節症の治療をキッカケにアゴ=口腔が全体の健康に与える重要性に着目して「さとう式リンパケア」を考案。以降、美と健康につながるセルフケアの講習会や、インストラクターの養成を全国各地で精力的に行っている。現在は、日本中、世界中の方にからだの痛み・悩みを解消してより幸せになっていただくべく作家・講演家としても精力的に活動を行っている。著書に「肩こりは10秒で治る」(祥伝社)、「筋肉をゆるめる体操」(大和書房)など、テレビや雑誌などメディアでの紹介も多数。YouTubeでの動画配信では登録者数24万人を超え注目を集めている。
身に着けるだけで筋肉がゆるみ、からだを本来の位置へと戻す「フレクサー」シリーズ。長きにわたり、喜びのお声が届くこの人気シリーズの基となるのは、開発者佐藤青児さんが提唱する健康美容法「さとう式」メソッドです。
全国3万人以上が受講し、外見や内面の美しさとわかわかしさを叶えた健康的美魔女を続々と生み出している「さとう式」。その原点となるお話を改めてご紹介いたします。
私は歯科医として長年、顎関節症の治療にたずさわってきました。顎関節症とは、簡単にいうと顎を動かす筋肉やその周辺にズキズキを感じて、アゴがうまく動かなくなることです。1996年の開業以来、主に咀嚼筋のマッサージに取り組んできましたが、良くなる方がいる反面、症状を悪化させてしまう患者さんも少なからずいました。
そこであるときに、弱い力でケアを行ってみると、不思議なことに、患者さんの症状はどんどん改善されていきました。力を弱くすればするほど効果が上がっていったのです。こうして歯科医として試行錯誤を繰り返すなかで、人のからだの構造のヒミツや、筋肉のちょっと気難しい性質、アゴがからだ全体に与える影響力などに気づきました
実は筋肉は、揉んだり叩いたり鍛えたりすると硬くなります。その一方で、ある場所をごくごく弱い力で軽く揺らしてあげると、筋肉はゆるみながら膨らんで、からだの中の水がダイナミックに循環しはじめるのです。雑巾は、両手で硬く絞ったままでは水を含ませることはできませんが、端に持った手を離せば繊維が膨らんで再び水を吸収することができます。緊張状態の筋肉をゆるませることは、この雑巾の原理と同じです。私は、全身の筋肉をゆるめ、からだのズキズキを取り除き、からだを整えるケアとして「さとう式」を考案しました。
実践した方の中には、小顔やバストアップ、くびれウエスト、美脚など、その方本来の美しいスタイルを叶えた美魔女と呼ばれる方々も数多くいらっしゃいます。また、コリやズキズキなどを解消してからだのパフォーマンスを上げ、健康的なからだを手にする体操としても注目されています。ありがたいことに、今、「さとう式」を受講した方は、全国で3万人を超えています。
「さとう式」の体操は様々ありますが、基本中の基本であり、全身をオールマイティに整えられるのが「耳たぶ回し」メソッドです。口元にある咀嚼筋は、頭から足にかけてツリーのように連なる筋肉の出発点。耳の下部を回してその咀嚼筋をゆるめ、首周りをふにゃふにゃにすることで、ゆるみがからだ全体の筋肉に連動して波及していくので、全身に影響を与えることができるのです。「耳たぶ回し」は、顔のリフトケアやハリをもたらせ、目や耳の不調時や肩のコリなどにも役立ちます。2分で良いのでぜひ実践していただきたいですね
人のからだはもともとが100点満点。本来は素晴らしい能力を備えています。その“ありのまま”のポテンシャルを引き出そうとするのが「さとう式」ですが、その理論を応用して、様々なアイテムも開発しています。「さとう式」で美しさを叶え、健康的で悩み知らずの毎日を手にしていただけることを願っています。