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岡野弘幹 岡野弘幹
岡野弘幹

音楽家でサウンドアーティストの岡野弘幹さんは、世界各地の自然音をメインにした番組制作や、音楽監督として映画やテレビ番組、CMへの楽曲提供のほかにも、数多くの平和活動にも積極的に参加され、ライフワークとして世界の聖地にて演奏活動を行っておられます。

世界的な音楽家、喜多郎氏など国内外で活躍するアーティストとコラボレーションも多数展開し、平成29年度には香川県文化芸術選奨受賞を受賞されています。

そんな岡野さんが、混迷を極める今だからこそ、感情や思考を飛び越える“音(地球の周波数)の力”で意識や心を整えていくことが大切であるとの思いから、10年の構想を経て作られたのが、『PEACE ON EARTH』です。

ネイティブアメリカン・フルートのみの楽曲で構成されている『PEACE ON EARTH』。

岡野さんのフルートを通して奏でられる地球の響きに耳を傾けることで、ニュートラルな高い次元の意識状態へと導かれる感覚を味わうことができます。

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皆さんは、川のせせらぎを“聴こう”として、耳を傾けたことはありますか?

僕は数年前、ヘッドホンが拾う自然音だけにひたすら耳を澄ませ、瞑想状態におちいるような日々に身を置いていました。そんなある日、川のせせらぎの、岩にぶつかり砕け散る一滴、急流を滑り落ちる一滴が、それぞれに違う音として聴こえてきたのです。

一滴一滴の音は全て違うのだと、気づいた瞬間でした。
「川のせせらぎ」は、一滴一滴が総和を奏でている音だったのです。
同じように、風の音も、鳥のさえずりも、自然界の全ての音は周波数帯が絶妙に異なっていて、まるで様々な楽器がオーケストラを奏でるように、調和し、心地よい“全体”を創り上げていました。
そして、それらは二度と同じ音を生み出すことはない「今だけの音」だということにも、気づいたのです。

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さらに、出羽三山で修験をしていた頃、8月13日のお盆の柴燈祭(さいとうさい)で、フルートを吹かせてもらった時の事です。
標高2000mの山頂で、僕は吹き荒れる突風と見渡す限りの雲海の中、庄内平野に沈む夕陽、その反対側の山間部から登ってくる月の中にいました。
太陽と月の真ん中で、ゴウゴウと燃え盛る火柱へ向かってご先祖様が帰ってくるというこの時間に、「地球感覚」というのでしょうか…気が遠くなるほどの永遠の中で「自分が命として存在している」という感覚を捉えたのです。
「ああ、なんて…ありがたいんだろう」という感謝と同時に、「どうかこの地球が平和であってほしい」という想いがほとばしりました。
岡野弘幹
誰もがこの瞬間に、この時代に、命を持って生きていることがすごく意味があることのように思えて、この地球感覚を1人でも多くの方に感じていただきたいと思ったのです。
タイトルにもなっている収録曲の『PEACE ON EARTH』は、そんな想いから生まれた曲です。

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▼ CD収録楽曲の一部をご視聴できます ▼

かつて3年間にわたり、世界中をまわって、
自然の音だけを収録し続けられた岡野さん。
ある日は川の音だけ、
ある日は風にそよぐ木々の音だけ、
またある日は鳥のさえずりだけ…。

そのように多種多様な地球の音に触れるうち、
「自然の音にはどれひとつとっても
同じ周波数のものはない。
それによって奏でられる自然界のオーケストラは、
神が創り出した壮大なギフトであり、
人が内なる神性とつながるきっかけになるもの」
という確信にたどりつかれたといいます。
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今このタイミングでこれらの音をお届けしたいと思った理由の1つに、 コロナウイルスなど、地球上で色々な問題が出ていることがあります。
これからも続くかもしれません。
だからこそ、未来の子どもたちがずっと幸せに暮らしていけるように、 今を生きている私たち自身が今を創っていかなければ、と感じたのです。岡野弘幹 岡野弘幹
昔、インディアンの長老たちが「地球の声を聴きなさい」とよく教えてくれました。
地球の声には記憶があるのでしょうね。
石を見たら石の記憶を、木々を見たら木々の記憶を聴こうとして、 意識を合わせるように寄り添ってあげるんです。
寄り添うということは、今風が吹いて、水が流れて、鳥が鳴いている、 その今にチューニングすることなんです。
それによって自分自身も「永遠の時間軸」になります。

それは、「今の記憶が未来の記憶に繋がっていく」ということですから、 平和な未来を創っていくためには、「今ここ自分がどう在るか?」を 一人ひとりが自分に問いかけていくしかないのでしょうね。
だからこそ地球の声を聴けと言っていたのだと思います。

僕は、地球の声を聴くことは祈りであり、未来への希望がそこにあると思っています。
だからこれからも祈りを重ねるようにフルートを吹き続けていきます。
僕らの向かう未来が地球とともに調和し、地球と共鳴していく社会であるように。

その未来を創るには、風の音を聴き、大地に触れ、
「土の香りを知っている」という感覚が自分を創っている証しでもあるのですから、
その地球感覚をまず知ってこそなのでしょう。
僕のフルートで、地球の呼吸を感じられるように、僕らの意識がより新たな次元に 向くことができるように多くの方のお役に立てるとすれば、これほど嬉しいことはありません。

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Profile of Hiroki Okano

岡野弘幹

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音楽家・サウンドアーティスト
(1964年生まれ, 香川県高松市出身)

1990年ドイツIC DIGITよりワールドデビュー。現在アメリカのDOMOレコードからも世界発売。
現在までにソロ、グループの作品として30作以上のアルバムを発表している。

自然の音をメインにした衛星デジタル音楽放送「セントギガ」のデイレクターとして世界各地にて自然音を収録、多くの番組を制作した経験から、1000個のオリジナル風鈴を用いて、限り無く自然に近い音空間を作り出す『サウンドインスタレーション』を国内外で展開、サウンドアーティストとして英国BBCなど海外メディアで広く取り上げられる。

デイブ・グッドマン氏(セックスピストルズのプロデューサー)との出会いからヨーロッパにてアルバム制作やコンサートツアーを展開。『天空オーケストラ』『風の楽団』『BAMBOO CEDAR OAK』等のバンド活動も精力的に行い、フジロックなど野外イベントに多数出演。イギリスのグラストンベリーフェスティバルには15年以上出演している。

作曲家、音楽監督として、2018年全国公開の映画『PEACE NIPPON』(中野裕之監督)の音楽監督、その他テレビ番組、CM等へも楽曲を多数提供している。2005年より京都ファッションカンタータの音楽監督を歴任、2014年には、イスタンブールにて山本寛斎『日本トルコ国交90周年イベント』にて音楽監督と演奏、2015年には、京都国立博物館での『大琳派祭プロジェクションマッピング』にて音楽監督と演奏、2017年秋には皇太子御出席の『第41回全国育樹祭香川』の音楽監督と演奏を務めている。

数多くの平和活動にも積極的に関わり、2000年広島原爆の残り火「ピースフレーム」をイギリスに運び、グラストンベリーフェス のメインステージにて平和式典を行う。
2001年にはハワイのパールハーバー、NYグランドゼロ、ホピ、ナバホの聖地にてもセレモニーを行う。以来今に到るまで広島原爆の残り火「ピースフレーム」を後世に伝える活動を継続している。2004年には、世界の先住民指導者が富山に集い6000名が参加した『WPPD ワールドピースプレーヤーデイ』の事務局メンバーとしてオーガナイズを務める。

サウンドアーティストとして近年は、「体の響き・地球の響き」に着目、サイマティクス周波数と民族楽器、自然音をコラボした作品『Avalokiteśvara』を発表。太陽系惑星地図『地球暦』とのコラボレーションも精力的に展開、一年という”時の流れ”を一曲で表現する画期的な作品として注目を集めている。

ライフワークとして世界の聖地にて演奏活動を行うほか、世界的な音楽家、喜多郎氏など国内外で活躍するアーティストとコラボレーションも多数展開している。平成29年度香川県文化芸術選奨受賞。令和2年より名古屋芸術大学 客員教授に就任予定。

<公共サウンドデザイン> 京福電鉄(嵐電発車音) 上海万博大阪館 縄文博物館(福井県三方)、風鈴インスタレーション(上賀茂神社、熊野本宮、東大寺春日野園地、G8環境サミット等)