【開発者インタビュー】口腔ケアとおなかケアができる『バイオペースト』シリーズで、強いからだをつくる!

現代人の抱えるさまざまな不調の原因となる歯周トラブルを根絶すべく、さまざまな商品開発と啓蒙を行われている株式会社アルラ 岩月 淳さんにお話を伺いました。

株式会社アルラ 代表取締役 岩月 淳いわつき じゅんさん

昭和39年、愛知県生まれ。1992年に株式会社トータルヘルスデザインに入社し、2008年、同代表取締役に就任。2011年に独立、株式会社アルラを設立。人や環境にやさしく、豊かな社会生活を創造するために有益な情報を広く世に伝えることをモットーとし、主に健康食品・化粧品の開発、健康住宅づくりのコンサルティングを行う。アルラチベット医学センター顧問、一般社団法人国際和合医療学会常任理事、健康住宅研究会主催、内閣府認証NPO法人生活安全支援センター賛助会員なども務める。

保険会社も着目⁉「口腔ケア」の認識はここまで変わった!

編集部(以下、編):『バイオペースト』は発売から5年以上経ちますが、今も「磨きあがりのツルツル感が違う!」「歯の輝きや健康度がアップした!」「ほかの商品は使えないほどほれ込んでる」などのお声がたくさん届きます。また、「歯科検診で褒められるようになった」というお声も多く、歯科医師さんや歯科衛生士さんも患者さんにお勧めされているだけあって、改めて素晴らしい商品なのだと実感しています。

岩月淳さん(以下、岩月さん):最近は海外に住まれる日本人の方々でも、「日本から手土産でもらった」というように、何かのきっかけで愛用してくださるケースが増えてきています。「どこで購入できますか?」というホームページからの問い合わせが増え、海外で購入できる準備が整っていないことに心を痛めることがありますが、「これじゃないとだめ」と言ってくださる方がいることは本当に有難いことです。

編:すごい人気ですね!

岩月さん:こうした現象は、世界的に「歯の健康」への関心がより一層高まっているのだと感じさせますね。日本においても、生命保険会社のノベルティとして『バイオペースト』を活用していただくケースが出てきています。

編:生命保険会社ですか? それは…生命保険会社が歯の健康に関心を持っているということでしょうか?

岩月さん:そうなんです。実は、最新の研究で「さまざまな現代病の大元は歯周トラブルである」と明かされていることなどから、保険加入者の健康状態を大切にする生命保険会社でも、「歯の健康」と「からだの健康」の相関関係に着目しています。

もともと、「歯科」と「内科」を統合した視点で健康を考えるアメリカでは、以前から生命保険の加入には歯科の定期検診が条件付られていたのですよ。ようやく日本でも、ある生命保険会社が「70歳以上で自分の歯が20本以上残っている方は保険料が3割引になる」という保険を商品化したのです。こうした保険が世に出れば、歯の健康の大切さに気づき、それを守るために「口腔ケア」を日々の習慣に取り入れる方がより増えてくるのではないかと思います。 

日本では歯科の診療において、未病対策よりも治療がメインになっていました。これまでは、歯科の保険点数が治療に重点を置かれていることから、削る、詰める、抜歯する、入れ歯やインプラントなどの処置をするなどが中心になって、未病対策のケアには重きが置かれていませんでした。しかし、最近ではそのような処置を長年継続されてきた歯科医師の方々から、未病対策の大切さを説明する書籍の出版も多くなり、傾向が変わりつつあるようです。

日本では、歯に対してまだそれほどの価値はもたれていないのが、アメリカでは歯の1本の価値は約500万円とされています。28本全てあると、約1億4,000万円もの価値です。それほどの価値があるのですから、削らずにできるだけ健康なままで残していくという観点からも、「口腔ケア」はより一層重要視されるのではないかと思っています。

歯周トラブルは歯の喪失原因の第1位であり、30代以上の3人に2人がなっているといわれていますから、歯を守ることも、現代病などの全身の不調を予防することも自分ごととして考えていくことが大切です。

編:自分の歯にそれほどの価値があるとは思ってもみませんでした!!「口腔ケア」を日々の習慣として意識的に行いたいと思います。

認知トラブルの進行が6倍にも。口腔から体内に侵入する菌

岩月さん:「さまざまな不調になって苦しむ前に予防してほしい」という思いもあって『バイオペースト』を開発しましたから、「口腔ケア」を取り入れる人が増えていくことは嬉しいことです。

実際に、「口腔ケア」で予防できる不調はたくさんあります。例えば、社会問題にもなっている認知トラブルは、歯周トラブルのある人はそうでない人と比べると、進行が6倍も早いという結果がでています。また、社会全体を揺るがしている新型コロナウイルスにおいても、歯周トラブルのある人はそうでない人と比べて重症化率は5倍、死亡率は8.81倍という結果が、国際的な権威ある歯の学術専門誌「ジャーナルオブクリニカルペリオドントロジー」で発表されています。

では、その歯周トラブルを引き起こす菌は何かというと、もっとも名前が出てくるのがポルフィロモナス・ジンジバリス(以下、Pg菌)という菌です。この菌の中に、歯肉の上皮から体内に侵入する性質をもつものがあります。からだには抵抗力や自分を癒す力がありますが、菌の数が多いと、めぐりに乗って体内に流れ込み、足先から頭のてっぺんの全身どこででもトラブルを起こすようになるのです。

体内のどこかでトラブルが起こると、全身の抵抗力はそのトラブルと戦うために集中してしまうので、他の場所でトラブルが起きた時に対処できなくなり、さまざまな不調を引き起こしてしまうのです。

また、Pg菌は体内をめぐりながら、からだにとって悪い物質も出しています。通常、頭には異物が入っていかないようにバリアが張られているのですが、抵抗力が弱まることでバリアが弱ってしまうと、Pg菌は頭の中にも入っていって撒き散らします。実際、認知トラブルの人の頭を調べると、変性したタンパク質の塊が顕著に多いのですが、その周りにはPg菌の出した物質が多いことがわかっています。

このように、さまざまな現代病は歯周トラブルと深く関わっていることが世界的に明らかにされてきている今、私たちは高い意識を持って「口腔ケア」に取り組まなければいけないと、多くの方に知ってほしいと思います。

編:以前の取材で、「認知トラブルで介護を必要としていた家族が、『バイオペースト』で磨きだしてから進行が止んでいるように感じる」というご家族からのお話がありましたが、「口腔ケア」にはどんな歯磨き剤を使うかも大切ですね。

歯周トラブルは深刻な全身の不調に繋がることが明らかになり、その対策として「口腔ケア」の重要性が広まっています。

岩月さん:そうですね。「口腔ケア」で重要なのは、口腔内や体に出来るだけ負担を掛けないあんぜんな成分でプラークコントロールができること、研磨の要素を含まないでしっかりと洗浄ができ、エナメル質表面をきれいに保つことかと思います。

お世話になっている歯科大学の教授によると、歯周病菌は国民の80%程度の方が持っている常在菌なので、菌がいること自体は問題ではなく、プラークコントロールを行って問題に至るレベルにならないようにケアを続けることが大切とされています。

『バイオペースト』は、原料に使用している岩塩由来の成分が、口腔内の菌やカビ、ウイルスなどのトラブル要素も浄化でき、市販の歯磨き剤ではほとんど除去できないといわれているバイオフィルムにも対抗できるほどの強い洗浄力を持っています。バイオフィルムとはエナメル質表面のヌルヌル成分で細菌が膜状に張り付いたものです。研磨の要素を含まずにバイオフィルムが除去できると、歯のエナメル質は唾液中の「リン酸」や「カルシウム」で再生しますので、知覚過敏になってからでも自分自身の本来の能力である程度回復するとされています。

虫歯も、研磨や食べ物の酸によってエナメル質が薄くなってくることから発生するという点では同じですので、虫歯予防にもなっています。また、歯磨きだけでは歯の表面の80%程度しか磨けないため、日ごろのケアでは歯間や舌の掃除なども大切で、歯を磨けない時間帯には『バイオマウスケアウォーター』でうがいをして、常に口腔内をベストな状態に保っていただけたらと思います。

ピンク色の部分が、歯磨きでは取れないとされている「バイオフィルム」。従来の歯磨剤を使用していたときの写真(左)と、3ヶ月『バイオペースト』を使用した後の写真(右)で比較。

「第1の脳」といわれる「おなか」のケアが必要不可欠

岩月さん:また、『バイオチュアブル』をシリーズ商品としてご案内するようになったのは、「口腔ケア」に真剣に取り組む場合、「おなかのケア」をセットで実践することは不可欠との考えからです。なぜなら、おなかの健康状態が口腔内の環境も左右し、しいてはからだ全体の健康状態に大きく関係しているからです。

人間のからだの中で細菌が特に多く生息しているところは、口とおなかです。まず口の場合、こまめに歯磨きをする人の口では1,000〜2,000億個、ほとんど歯磨きをしない人の口には1兆個といわれます。一方、テニスコート約1.5面分の面積を持つおなかはそれをはるかに凌ぎ、生息する細菌の重さは1.0〜1.5Kg 、その種類は1,000種以上、数にすると600〜1,000兆個といわれています。

細菌の集団のことを細菌叢と呼びますが、口の細菌叢とおなかの細菌叢は、一つの管でつながっているためお互いに関連し合っています。近年、おなかの研究が進められていくうちに、口腔内とおなかの細菌叢は非常に似ていることがわかってきました。食べ物は「口」から「おなか」の順番で流れていきますので、通常では口腔内の細菌叢がおなかの細菌叢に影響を与えていると考えられています。しかし、そもそもおなかの細菌叢がつくる良質な酵素が、体をくまなく流れるめぐりの質に影響を与えているのです。

おなかは「第2の脳」とも呼ばれていますが、“おかなの環境がその人の性格をも決めている”という実験結果もあることなどから、今では「第1の脳」「脳の原点」などと言われ始めています。

そのおなかの環境が悪いと細菌たちのバランスが崩れ、体内のバリア機能が弱まるなどし、悪性の不調、糖トラブル、認知トラブルなどを始め、うつなど心の不調まで引き起こすといわています。おなかの細菌叢を正常化すれば、連動して口腔内の細菌叢も正常化されやすくなり、口腔内が還元され歯周トラブルにもなりにくくなることがわかってきています。

人生をも左右する「口腔ケア」の習慣

岩月さん:この『バイオチュアブル』は、「体内にいる細菌たちの調和から始まっている」という観点でつくられています。結局、世の中の仕組みは細菌と共にまずあって、それは人間の意識といつも共鳴しています。一人ひとりが自分の中の細菌たちと上手に付き合うことは、からだ全体の調和に繋がりますが、もっと大きな視野で見た時に、人間同士あるいは国家間の調和にまで繋がっているのでしょう。そうした概念を持ちながら自分をケアすることは、「口腔ケア」だけではなくて全てに反映してくると思います。

からだの環境を良くすることは、トータルヘルスデザインさんが大切にしている「イヤシロチ」の考え方に繋がると思っています。イヤシロチの中に住んでいる人は、その土地の影響を受けて健康で生命力も高まります。だから、私たちはさまざまな方法で土地や家を良くしようと試みますよね。

同じように、細菌にとっては私たちのからだが住処です。そこが整っていて快適であれば、細菌たちは私たちに共鳴し、調和し、本来の機能や個性を発揮してくれると思うのです。その状態の現れが、体質や性格も含めた私たち自身なのかもしれません。そのからだで人生を生きていくのですから、人生にとっても得るものは大きいことでしょう。

編:「口腔ケア」もおなかのケアも単なるメンテナンスという枠にとどまらず、人生にまで影響する重要な行為なのだということがわかりました。私自身、いつも使っている三種の神器『バイオペースト』『バイオマウスケアウォーター』『バイオチュアブル』を、より意識を持って使いたいと思います!

最後にオススメの使い方を教えていただけますか?

岩月さん:オススメは、これら三種の神器を合わせ技でお使いいただくことです。まず、毎日『バイオチュアブル』を継続されてください。『バイオマウスケアウォーター』は昼食や間食後の歯を磨けない時や、外出先から戻った際もお使いください。小さなスプレー容器に移し替え、外出時に口腔にスプレーしてエチケットとしてもご利用いただけます。

『バイオペースト』での日常の歯磨きでは、二度磨きや、歯肉の気になる部分に塗ってマッサージするなどの使い方を同封の説明書で紹介していますのでご活用ください。

日々しっかりとケアをすれば、強いからだをつくることに繋がります。でもそれだけではなく、心や精神の成長を考えるなら、成長期のお子さんこそ使ってほしいと思いますね。そのためにも、まずは大人が高い意識を持ち、確かな商品を選び、多くの方がより良い人生を送れることを願っています。

編:歯を失ってから「もっと大切にすればよかった」と後悔しないためにも、多くの方に「口腔ケア」を習慣にしていただきたいですね。

本日は貴重なお話をありがとうございました!

(インタビュー:スタッフ京子)

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