健康のカギは「神経伝達」「背骨のケア」が叶える健康長寿!

「脊椎セラピー」という言葉を知っていますか?

これは平たく言うと「背骨のケア」のこと。甲状腺の異常、「糖」の問題、顔の硬直、「腎」の問題、皮膚の色が白く抜ける現象、事故などでカラダを動かせなくなった方―こうした数々の状態やケガからの常識を覆すような結果が世界各地で多数報告され、開発からわずか1年で世界74ヶ国に普及したのが「脊椎セラピー」です。

日本ではまだほとんど知られていない「脊椎セラピー」を日本に初めて導入し、その普及に努められているのが久保克敬さんです。

「多くの悩める方のために、この脊椎セラピーを日本の文化にしたい」―という久保さんにお話をうかがいました。

合同会社瑛光 特別顧問、日本気圧バルク工業株式会社 特別顧問 久保 克敬くぼ かつひろさん

1985年静岡大学工学部を卒業、その後1990年に医療機器販売会社バイオサイエンスを設立し代表取締役に就任。2002年には文部科学省認可生涯学習財団・健康講座公認講師に任命され10年間に渡り講師を務める。2010年株式会社エイジリバース倶楽部を設立し、2018年合同会社瑛光に改名、会長に就任。2018年から一般社団法人静岡倶楽部にて、健康と教育を基本テーマとして、地球温暖化や社会情勢の変化などにおける課題に取り組む。全国各地2000ヶ所以上で、健康をテーマとした講演会を開催。

神経伝達の悪化が万病の元

2012年のある日、ドイツに住む友人から「脊椎をケアするすごいものがアジアにあるって聞いたけど、知っているか?」と聞かれたんです。当時の私は、それを知りませんでした。聞けば、すでに世界中で驚くべき結果が報告されているというのです。友人からの誘いに乗る形で、韓国に見に行ったのが2013年。これが私と「脊椎セラピー」との出合いでした。

それはもう、びっくりしました。

なぜって、当にウワサ通りの回復を目の当たりにしただけでなく、この「脊椎セラピー」で、私が提唱する健康法がほとんど全部できてしまい、中でも「神経伝達」が驚くほどよくなって、多くの人が元気になっていたからです。

どうして「神経伝達」が健康にとって大事なのでしょうか?カラダが何かを感じると、0.5秒で脳にある140億個の神経細胞に電気信号の刺激が伝わります。そして情報を受け取った脳が、その対応についての指令を出してカラダが動きます。これが「神経伝達」ですが、この刺激と指令のすべてが通っているのが背骨です。自律神経、運動神経、感覚神経が束になった250万本の神経、これがもし傷ついたら、カラダは麻痺して動きません。だから、背骨のケアはとても大事なんです。

よく聞く話で、年配の方が「調子が悪いから」と血液検査をしても「あなたはどこも悪くないですよ」と言われることがあります。「じゃあなんでこんなに調子が悪いんだろう?」と思いながら帰ってくる。実はこれ、神経伝達が要因の可能性があります。器官そのものに異常がなくても、器官にうまく命令がいっていないとか、器官からの刺激がうまく脳に伝わらないために、カラダにさまざまな不調が起きる。「人間の不調の8割は、背骨の神経の圧迫が原因だ」という研究がアメリカの大学で発表されていますし、「脊椎間相関疾病理論」といって、「椎間と器官は相関していて繋がっているので、椎間が狭くなると器官の機能が落ちますよ」という考え方があります。「椎間を緩めてあげれば疾病が改善する可能性があるよ」という理論。椎間を改善する方法、つまり背骨を管理する手法として、すでに実績のある針やお灸、指圧、マッサージ、牽引などが世界各地で行われていますが、「これらすべてを全部一緒にできないか?」というコンセプトのもと、多くの研究者が共同で開発したのが、この「脊椎セラピー」だと聞いて、私は「これはかなり期待ができるのではないか?」と思ったんです。

その時すでに、開発元の韓国だけでなく、中国には800ヶ所、ヨーロッパやアメリカ、インドやカンボジアなど、世界各地の8000ヶ所に脊椎セラピーのヒーリングセンターがあり、本当にたくさんのセンターができていて、行く先々で驚きのエピソードを伺いました。
20年間車いす生活で、今まで一度も歩けなかった男の子が半年で歩けるようになった話、交通事故で半身を動かせなかった人が3ヶ月で歩けた話、甲状腺の異常から回復した人の話、20年以上の顔の硬直から3ヶ月で解放された人、「腎」の器官が不調だった男の子が薬もいらなくなった話―本当にすごいんです。
バイクの事故で全身が動かなくなってしまった人気歌手が、この「脊椎セラピー」のおかげで、6ヶ月でまた歌を歌えるようになって、いまは「脊椎セラピー」の曲を作って歌っている、というエピソードも聞きました。

「糖」の問題の影響で腕の切断を勧められた人が2週間で快方に向かった例もありますし、黒人の方で肌の色素が抜けてしまっていた方、これはこれは諦めるレベルの不調でしたが、この方は、なんと2ヶ月でほぼ正常になったんですよ。

こんなふうに、背骨をケアする「脊椎セラピー」で、本当に常識を覆す驚きの体験が、世界各地で生まれていました。開発からたった1年で、世界74ヶ国に広まったのも納得ですよね。ですが日本では依然として、不調の原因を取り除くのではなく、症状を取るだけの「対症療法」がほとんどの状態です。だからこそ私は「日本でこの脊椎セラピーをやったら、元気になる人がたくさんいるはずだ」と思い、2014年に仲間と協力して厚労省の認可を取って、日本に導入したんです。

根治を目指せる「脊椎セラピー」

私が提唱しているトライアングル健康法では、「血流」「筋肉」「神経伝達」の3つが健康のカギだとお伝えしていますが、この「脊椎セラピー」で、これがほとんど全部、同時にできてしまうんです。日本に導入してからも、様々な驚きの体験を目の当たりにしてきました。例えば、88歳の腰の曲がったおばあさんが1ヶ月後には上を向いて真っ直ぐに立っている。これには本当に驚きました。また、からだが変形してしまう不調に3ヶ月で変化が見られた方や、椎間板のズレによる腰のズキズキで休職していた方が半年で完治した例、腰の手術を回避できた方もいます。10年間赤ちゃんができなかった女性が半年後に授かり、その翌年に2人目まで生まれたケースもありましたし、悩んでいた「糖」の数値が安定した方は多いです。

日本に100万人以上いる2型の「糖」の問題を抱える方は、器官には異常がないのに、その器官が動きません。これは「神経伝達がうまくいっていないから」だと、脊椎セラピーが浸透しているドイツやアメリカ、中国では考えます。だから「神経伝達をよくする」ために脊椎セラピーをやると、ほとんどの方が快方に向かいますし、インスリン注射をやめる方もいます。

健康のカギを握っているのは「神経伝達」 です。寿命が延びた今、85歳を過ぎると要介護になる人が多いですが、私は100歳まで元気な人をいっぱいにすることは可能だと思っています。不調の根っこのひとつにアプローチできるこの「脊椎セラピー」 を、ぜひ日本のみなさんに伝えたい、広めたい、と思ってこれを輸入し、普及に努めています。多くの悩める方が元気になるために、ぜひこの「脊椎セラピー」を日本の文化にしていきたいと思います。

(文責:佐藤 愛哉)

タイトルとURLをコピーしました