東洋医学の真髄である“宇宙の真理”を追究、「肉体と魂の関係性」とクリーニング法を伝えている横山 卓先生に、「インナークリーン」シリーズの根幹となる東洋医学理論と、バスアイテム『HIBIKI』の開発経緯についてお伺いしました。
一般社団法人 日本ネッシン協会 会長
横山 卓さん
北里大学衛生学部卒業後、臨床検査技師を経て、イトオテルミー学院卒業、日本鍼灸理療専門学校卒業後イトオテルミー学院講師を歴任、東京入江FT設立及び講師を歴任、カナダにおいて指圧リサーチインターナショナルサマーキャンプにて経絡指圧、鍼灸の経絡治療の講師を務める。その後、光輝東洋医学研究所(現Curable東洋医学研究所)を設立し独自の研究を重ね横山式熱鍼療法を確立する。現在順鳳堂鍼灸院及び日本ネッシン協会を運営、東洋医学の普及に努めている。
お風呂に入るのが楽しみに!
編集部(以下、編):『HIBIKIボディソープ』に引き続き、『シャンプー』『トリートメント』の登場に、スタッフ一同とても喜んでいます。疲れている日も「今日はお風呂やめておこう」ではなく「早く『HIBIKI』使いたい!」となりますし、「泡をからだにつけた瞬間、浄化された!」など、エネルギーに敏感なスタッフからの声も熱いです。
横山卓さん(以下、横山さん):『HIBIKI』を使うと気分がスッキリして、「もうひと仕事するか」と思うほど元気になりますよね。また、呼吸がラクになった、よく眠れるようになった、肩がラクになったなど、いろいろな声が寄せられています。
編:私は加齢とウイルスの影響で一時期抜け毛がひどかったのですが、『シャンプー』を使ってから、額の生え際に細い毛をたくさん見るようになり驚いています。髪もサラサラになるし、スッキリ感が好きでからだまで洗ってしまいます。
横山さん:『シャンプー』には、首から上をスッキリさせ、頭の機能にまで作用するアロマを加えているので、抜け感がいいんです。髪の状態についても嬉しい感想がたくさん届いていますよ。
『HIBIKI』の3点には共通のアロマを使用しただけでなく、商品ごとにブレンド内容や順序を変え、それぞれに特長を持たせています。私などはシャンプーだけで済ませてしまいますが(笑)、女性にとってはさらなるケアも大切だと思うので『トリートメント』も用意しました。『トリートメント』と『ボディソープ』は同じ香りです。
寝たきりだった母が自力でトイレに!?
編:これまでも『純』などの「インナークリーン」シリーズを開発されていますが、今回『HIBIKI』をつくろうと思ったきっかけは何だったのですか。
横山さん:一番の目的はやはり、邪気が溜まらないよう、セルフケアを習慣化してもらうことですね。治療器具や従来の「インナークリーン」シリーズも、使えば誰でも結果が出るようにつくってきましたが、やはりみな、なかなか続かないんです(笑)。そこで「お風呂で洗う」という行為に結びつけたら、さすがに続けてもらえるだろうと、この形に行きつきました。
開発のきっかけには母の不調もあります。母は今94歳で、去年の6月に肋骨を4本折り、寝たきりの状態でした。ウイルス性の肌トラブルの後遺症によるズキズキもひどく、まさに病人という感じのウツウツとした状態になってしまったんです。そこで、西洋・東洋医学の治療を併用しつつ、ブレンドアロマを使用したところ、相乗作用もあってか、1ヶ月も経たないうちに動き出し、いつの間にか自分でトイレに行っていて驚きました。『HIBIKI』には、このアロマの原理を応用しています。
編:そんなすごいパワーのアイテムを、日常で使えるなんて嬉しいです。
横山さん:もちろん、従来の「インナークリーン」シリーズと同じく、「五臓六腑」が整うようにつくっていますし、植物の「木火土金水」のエネルギーがバランスよく、きれいに、かつ大きな五角形を描くように調合しています。さらに、肉体レベルから魂レベルまで、どんなエネルギー状態の方にも対応できるように“次元”を高め、結果『HIBIKI』は『純』シリーズの3倍ほどパワフルなものになりました。
使うときには、目的を持って、それを意図することがポイントです。例えば、不調を感じたら「ここらへんがズキズキする」ではなく「ここがズキズキする」。「頭が重い」ではなく「頭のここが重い」と、場所を明確にすることで、『HIBIKI』のエネルギーがそこに集中し、作用が高まります。女性からは痩身のリクエストが多いですが(笑)、そういうことを意識してもいいですね。他の洗顔料で顔を洗う場合、『シャンプー』でも『ボディソープ』でもいいので、使うついでにお顔をサッと撫でるだけでお顔も浄化できますよ。
編:美容のためにも、エネルギーを整えるためにも使え、さらにからだもピカピカになるなんて、まさに一石三鳥ですね!
全身まるごと、邪気をリセット!
編:ところで「インナークリーン」シリーズといえば“浄化”ですが、からだへの邪気のつき方に特徴はあるのでしょうか。
横山さん:もちろんあります。邪気には重いものと軽いものがあり、重くて下に沈んでいくような邪気は、陰の邪気といわれ、「臓」に入るような邪気です。それに対し、上の方に上がってくる邪気は陽の邪気と言われ、主に「腑」の方に入ってきます。また、髪の毛のような、細いものにはつきやすいですね。
編:セットで使えば、頭からからだまでしっかり浄化できますね。バスアイテムなら家族にも受け入れやすいですし。
横山さん:そう、それも半分狙ってるんですよ。最初からシャンプーやボディソープとしてお風呂に置いてあれば、怪しまれずに自然に使ってもらえますから(笑)。
編:香りもよく、家族からの評判も上々と、スタッフ間でも話題です。
横山さん:私は香り音痴なので、調合はエネルギー頼りなのですが、「きれいな五角形」を意識してブレンドすると、イヤな感じの香りにはならないようですね。逆にこの香りに抵抗のあるときは、邪気を疑ったほうがいい。その場合、1ヶ月くらい使っていただくと、反応がだいぶ柔らかくなってくると思います。本人は気がつかなくても、見る人が見れば変化はすぐにわかりますよ。
また、泡をからだに長くつけておく必要もありません。つけた瞬間、全身に気が流れますから、すぐ洗い流していいんです。その後も、時間が経つごとに状態はどんどん変わります。
編:瞬時に作用し、しかもそれが持続するなんて! ちなみに、シャンプーやボディソープの基材自体の特長はありますか。
横山さん:基材というのは重要で、ものによってはアロマのエネルギーを打ち消してしまうんです。『HIBIKI』シリーズはなるべく不純物が少なく、かつ肌に負担の少ない基材を選んで製品化しました。そのためか、スタッフが市販のシャンプーにアロマを入れて比較してみたところ「体感がぜんぜん違う」と言っていましたね。
『ボディソープ』にはさっぱりとした水石けんを使っているので、中にはつっぱりを感じる方もいるかもしれません。使い続けるうちに整っていきますが、気になる方は保湿をするか、しっとり感の高い固形石けん『メリリアン』を使うなど工夫してみてください。
「本当の東洋医学」との出合い
編:先生は3歳から大病をされ、ご苦労の末に東洋医学に行きついたそうですね。
横山さん:膠原病でリュウマチの症状がひどく、手足の指やひじ・ひざなど全身が変形し、とにかく痛みに苦しみました。珍しい例だったようで「この病気は君の名前がつくよ」と言われたこともあります。
痛みに耐えるだけの毎日から逃れたいがために、医療系の大学にも進学しました。でも、調べれば調べるほど、今の西洋医学では手に負えないことがわかってくる、もう三十までは生きられないだろうとあきらめていたときに、経絡指圧というのを受けました。すると、からだに触れられていないのに、一瞬で痛みが取れてしまったんです。それまでも、鍼灸学校に行ったりいろんな先生に会ったりしてきましたが、初めて「本当の東洋医学」を目の当たりにした思いでした。
編:そのような背景のもと「インナークリーン」シリーズが生まれたのですね。
横山さん:私の活動の柱は「本当の東洋医学」の認知度を上げること、それと後進の育成、この2つです。「インナークリーン」シリーズを入り口として、東洋医学に興味を持ってもらえると嬉しいですね。からだが整って元気になると、毎日が楽しくなりますし、笑顔の人が絶対に増えると思います。
実際施術していると、今、「疲れたからだ」が普通になってしまっている方が本当に多いです。それに、スマートフォンのせいか、やっぱり目や頭が疲れていますね。心を病んでいる方も多いのではないでしょうか。逆に、一度「軽いからだ」を知ってしまうと、ずっとその状態でいたくなる。だからセルフケアにも一生懸命になれるんですね。
編:メンタル面への『HIBIKI』のはたらきかけも気になります。
横山さん:まず、頭の疲れが取れるということは、メンタルが安定するということですし、心の問題は、からだからリラックスさせるほうが圧倒的に早いんです。
先日ある方を診ていたら、「肝」にしこり、要は癇癪(かんしゃく)があったんです。「誰かとケンカした?」って聞いてみると「いやうちの旦那が」と(笑)。それが施術後には「どうでもいいわ」となるんです。あれだけ文句を言っていたのにね(笑)。
編:つまり、東洋医学的には、中庸でいることがベストということですか。
横山さん:中庸というよりも「動いている」ことですね。所構わず怒っていいというわけではないですが(笑)、そのときワーッとなっても、すぐ普通に戻れればいいわけです。怒ったままで元に戻らないのが問題。歪んで正常に戻る、歪んで正常に戻る、この繰り返しが動いているということであり、生きているということですから。
それに感情は、元々自分の中にある「滞り」に引っかかって起こるわけです。結局心の問題も不調も、自分の潜在意識から来ているものですから、人頼り物頼りだけではダメな部分があると思います。その点を理解しながら『HIBIKI』を使いこなしてほしいですね。
変化に、柔軟に対応するからだへ
編:変化やストレスの大きい今の時代、こういう商品もエネルギーのレベルを相当上げないと乗り切れないのではないか、と話を聞くことがあります。
横山さん:それも一理ありますが、いちいち周りの変化に合わせていたらきりがないので、それに適応するからだをつくることのほうが大事ですね。新型のウイルスにしても、それを撃退するだけではなく、我々のからだも進化する必要がある。五臓六腑がしっかりしていれば、悪いものが来ても適応できちゃうんですよ。
セルフケアが大切というのは、そういう意味なんです。邪気を取ってあげると、内側もからだもどんどん進化する。古いトラウマや汚れを取っていけば、魂の進化も進むわけです。それは物質的な作用ではないですよね。日本人は本来、東洋医学で重視された「見えないもの」を感じる能力に長けていると思うのですが、今では物質重視となってしまった。子どもが「電池切れちゃった」と死んだカブトムシを持ってきたという話がありますが、命という目に見えない「現象」をもっとしっかり追いかけていくことも重要だと思います。
編:世界中の人が『HIBIKI』を使ったら、世の中も大きく変わりそうです。
横山さん:そこまですごいものかはわかりませんが、歪みを都度修正し、対応できる柔軟なからだをつくっていくことは大事ですよね。歪みがあるからこその楽しみ…スリルを味わうのだってひとつの歪みじゃないですか(笑)。こだわりがあるからこそ、この世で何かを発展させたり極めたりできるということもありますしね。
編:横山先生が病気で大変な思いをされたのも、ひとつの人生の流れですね。
横山さん:そうです。病気がなかったら、私は今、こんな活動をしていませんし、みなさんにお会いできなかったわけですから、ある意味病気に感謝しています。物事の良し悪しってそういうものですよね。
編:『HIBIKI』で全身を洗うだけで、どんどん人生の展望が開けていくようです。興味深いお話をありがとうございました。
(インタビュー:坂梨 直子)