【コラム】~素敵に歳を重ねるために~ 老化のメカニズムを知り、老化を遅らせる習慣を身につけませんか?

コラム

老化を遅らせることは、わかわかしさを保つばかりではなく、不調を減らすことにも繋がります。
では、「どうすれば老化を遅らせる」ことができるのでしょうか。

老化とは何か?

「いつまでもわかわかしくありたい」というのは、多くの人が持つ願いではないでしょうか。
そのためには当然、「老化を遅らせる術」を知ることが大事です。
老化のメカニズムを知り、その現象を起こさせないような術を実践することで、実年齢よりもずっとわかわかしく見られたり、不調知らずでイキイキと暮らし続けることも夢ではないのかもしれません。

では、そもそも老化とはどのような現象を指すのでしょうか。
それは、「時間の経過とともに起こるカラダの機能低下などの変化」といわれています。
組織や器官が衰え縮み、元気がなくなっている状態と言えるでしょう。
では、な老化するのかというと、その大きな原因の一つとして、めぐりが悪くなることで組織や器官が栄養と酸素を十分に受け取れないことにあるいわれています。

つまり、老化を遅らせるには「めぐりを良くする」ことが非常に大切になってくるのです。

老化の原因 ゴースト血管

めぐりの良し悪しは、毛細血管の健康にかかっているといわれています。
全身に栄養と酸素を届ける重役を主に担っているのは、全身の血管の約99%を占めているとされる毛細血管です。
しかし髪の毛の1/20程度の細さで非常に脆いため、ストレスの耐性が弱くなったり化学物質の多い食事などで自律神経が乱れると、縮んで痩せ細り、最終的に消失するといわれています。

これをゴースト血管と呼びます。

ストレスフルで栄養価の少ない食事をしがちな現代人はゴースト血管が増えて老化のリスクが高まる一方、湯治をしているお年寄りが元気でお肌がツルツルな方が多いのは、隅々まで毛細血管が生きているからだそうです。

ゴースト血管が増えるとめぐりは滞り、活性酸素を消去する酵素も減少することがわかっています。
例えば、寝たきりなどの重篤な状態に陥ってしまう頭の不調も、頭へのめぐりが悪くなることで活性酸素が大量に発生し、それによって細胞が死滅することが原因といわれています。

つまり、いかに毛細血管を健康に保てるかが、老化を遅らせ、ひいては不調のリスクを回避することに繋がるのです。
めぐりが良くなれば血液が再び毛細血管の壁をつくり出し、ゴースト血管も復活させることができるため、なるべく日々のストレスを減らして、ぬるめのお湯にゆっくり入浴し、軽めの運動などを取り入れることが推奨されています。

老化の原因「ふくらはぎの筋力低下」と「コゲつき」

めぐりを良くするには、筋力をつけることも欠かせません。中でもふくらはぎの筋肉は、心臓の力だけでは難しい足元の血液を押し戻すポンプの役割を担っています。
高齢者が転倒によって寝たきりになり一気に老け込んだりするのも、ふくらはぎを使わないことでめぐりが悪くなることが一因です。
また筋肉は老化を遅らせる成分をつくっていることもわかっています。

また、めぐりとは別に老化の元凶として考えられいる一つが、カラダのコゲつきです。
コゲつきとは、砂糖を入れた卵焼きがコゲやすいように、糖によってタンパク質が変性した物質が発生することをいいます。
体内でコゲが発生すると、活性酸素が生まれてカラダを傷つけ、組織はかたく脆くなり、老化を早めるといわれています。
人間のカラダは多くがタンパク質でできているため、糖を取り過ぎない食生活がとても大切です。

老化を遅らせるために大切な3つのこと

このように、老化を遅らせるために特に大切なことは、

①めぐりを良くする
②筋肉をつける
③体内にコゲをつくらない

の3つが挙げられます。

最後に、大切なことは意識だといわれています。心のどこかで「歳を取れば老化する」と思っていたら、そうなる可能性が高くなるそうです。
「物忘れ」 も年齢を重ねた分、情報が多過ぎてすぐに出てこないだけで、歳をとったからといって認知トラブルになるのではないとの見方もあります。
老化すると思っていること自体がストレスとなりますから、「心の持ちよう」を大切にし、日々の中でなるべく好きなことを多くしてイキイキと過ごすことも、老化を遅らせるポイントと言えるでしょう。

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